专利摘要:
容器と一緒に使用するための貯蔵キャップは、第1の物質を貯蔵するように機能する内側貯蔵室を少なくとも部分的に画成している第1の壁、を有する第1の構造部であって、第1の壁が、貯蔵室の方を向いている第1の環状凸面を有する第1の環状開口部、をさらに画成している、第1の構造部と、第1の構造部に結合されており、プランジャ要素を含んでいる第2の構造部であって、プランジャ要素が、貯蔵室の中に位置しており、環状開口部の方を向いている凸面を有するドーム状端部を有し、ドーム状端部の半径が第1の開口部の直径の1/2よりも大きい、第2の構造部と、を含んでおり、第2の構造部が、ドーム状端部が動いて環状開口部に接触する、および環状開口部から離れることができるように、構成されており、ドーム状端部が第1の環状凸面に接触しているとき、2つの凸面の間に環状の密封部が形成されて貯蔵室が密封される。
公开号:JP2011509225A
申请号:JP2010542286
申请日:2009-01-12
公开日:2011-03-24
发明作者:マルコス ゴンザレス
申请人:グローバル ハーヴェスト グループ インク;
IPC主号:B65D51-28
专利说明:

[0001] 本出願は、(1)意匠特許出願第29/290,770号「CHEMICAL STABILITYAPPARATUS」(発明者:Marcos Gonzales、出願日:2008年1月11日)および(2)仮特許出願第61/006,412号「EXAMPLEOF FILLING PROCESS」(発明者:Marcos Gonzales、出願日:2008年1月11日)の両方の優先権を主張し、これらの文書の内容全体は本出願に組み込まれている。]
技術分野

[0002] 本開示は、携帯型の安価な容器を使用してさまざまな物質を貯蔵および混合するための装置に関する。]
背景技術

[0003] 市場には、有効期間が極めて限られている、または必要な程度だけ有効期間を延ばすために冷蔵が要求される大量の消費者製品(consumer product)および医薬品が存在している。例えば、市場におけるさまざまなビタミン飲料の栄養価は、このような飲料が商品棚に並ぶ前に、(製造時の)元の栄養価の何分の一かに大きく劣化する。同様に、投与前に液体に溶かさなければならないさまざまな医薬品は、いったん液体に入れると極めて急激に劣化する。]
[0004] これらの問題に対処するためのさまざまなボトル/容器のキャップや、複数の室を含んでいる容器が存在しているが、このような容器には複数の欠点がある。例えば、いくつかのキャップでは、組み合わせる複数の異なる物質を分けている膜を破ることが要求される。結果として、膜の一部分が破れ落ちて摂取される可能性がある。膜を破るステップを伴わない別の解決策では、密封が疑わしい、あるいは製造が難しいといった別の欠点がある。したがって、複数の異なる物質の貯蔵および混合に対応する容器を対象とする新しい技術が望まれている。]
課題を解決するための手段

[0005] 以下では、本発明のさまざまな態様および実施形態についてさらに詳しく説明する。]
[0006] 第1の一連の実施形態においては、容器と一緒に使用するための貯蔵キャップは、第1の物質を貯蔵するように機能する内側貯蔵室を少なくとも部分的に画成している第1の壁、を有する第1の構造部であって、第1の壁が、貯蔵室の方を向いている第1の環状凸面を有する第1の環状開口部、をさらに画成している、第1の構造部と、第1の構造部に結合されており、プランジャ要素を含んでいる第2の構造部であって、プランジャ要素が、貯蔵室の中に位置しており、環状開口部の方を向いている凸面を有するドーム状端部を有し、ドーム状端部が第1の開口部の直径の1/2よりも大きい半径を有する、第2の構造部と、を含んでおり、第2の構造部が、ドーム状端部が動いて環状開口部に接触する、および環状開口部から離れることができるように、構成されており、ドーム状端部が第1の環状凸面に接触しているとき、2つの凸面の間に環状の密封部が形成されて貯蔵室が密封される。]
[0007] 別の一連の実施形態においては、容器と一緒に使用するための貯蔵キャップは、第1の物質を貯蔵するように機能する内側貯蔵室を少なくとも部分的に画成している第1の壁、を有する第1の構造部であって、第1の壁が第1の環状開口部をさらに画成している、第1の構造部と、第1の構造部に結合されている第2の構造部であって、貯蔵室の中に位置しているプランジャ要素を含んでいる、第2の構造部と、を含んでおり、第2の構造部におけるつかみ部を第1の構造部に対してねじる動作に応えて貯蔵室を密封する、または密封を解放する手段が、第1の構造および第2の構造の両方によって形成されている。]
[0008] 別の一連の実施形態においては、容器と一緒に使用するための貯蔵キャップを充填する方法であって、貯蔵キャップが、第1の物質を貯蔵するように機能する内側貯蔵室を少なくとも部分的に画成している第1の壁、を有する第1の構造部であって、第1の壁が第1の環状開口部をさらに画成している、第1の構造部と、第1の構造部に結合されており、プランジャ要素を含んでいる第2の構造部であって、プランジャ要素が、貯蔵室の中に位置しており、環状開口部の方を向いている凸面を有するドーム状端部を有する、第2の構造部と、を含んでおり、第2の構造部が、第2の構造部におけるつかみ部を第1の構造部に対してねじる動作によって、ドーム状端部が動いて環状開口部に接触する、および環状開口部から離れることができるように、構成されている、方法、を開示する。この方法は、製品注入通路と、排出空気通路と、フランジとを有する第1の管を、貯蔵室への製品注入通路および排出空気通路の各端部がフランジによって実質的に密封されるように、環状開口部の上に配置するステップと、製品注入通路を使用して第1の物質を貯蔵室の中に注入し、その一方で、貯蔵室からの排出空気が排出空気通路によって除去される、ステップと、第1の構造部を第2の構造部に対してねじるステップであって、これに起因して、ドーム状端部が環状開口部とともに密封を形成し、したがって貯蔵室の中に第1の物質が密封される、ステップと、を含んでいる。]
[0009] 別の一連の実施形態においては、自動組立ラインは、
容器と一緒に使用するための複数の貯蔵キャップを搬送するように動作するコンベアラインであって、貯蔵キャップのそれぞれが、第1の物質を貯蔵するように機能する内側貯蔵室を少なくとも部分的に画成している第1の壁、を有する第1の構造部であって、第1の壁が第1の環状開口部をさらに画成している、第1の構造部と、第1の構造部に結合されており、プランジャ要素を含んでいる第2の構造部であって、プランジャ要素が、貯蔵室の中に位置しており、環状開口部の方を向いている凸面を有するドーム状端部を有する、第2の構造部と、を含んでおり、第2の構造部が、第2の構造部におけるつかみ部を第1の構造部に対してねじる動作によって、ドーム状端部が動いて環状開口部と接触する、および環状開口部から離れることができるように、構成されている、コンベアラインと、
製品注入通路と、排出空気通路と、フランジとを有する第1の管、を備えた、コンベアラインにおける第1のステーションであって、第1の管が、各貯蔵室への製品注入通路および排出空気通路の各端部がフランジによって実質的に密封されるように、各貯蔵キャップの環状開口部の上に配置されるように動作し、次いで、製品注入通路が、貯蔵室の中に第1の物質を注入するように機能し、その一方で、排出空気通路が、貯蔵室からの排出空気を除去するように機能する、第1のステーションと、
第1の構造部を第2の構造部に対してねじるように動作する、コンベアベルトにおけるねじり機構であって、ねじりに起因して、ドーム状端部が環状開口部とともに密封を形成し、したがって貯蔵室の中に第1の物質が密封される、ねじり機構と、
を含んでいる。]
[0010] 本開示の特徴および特性は、以下に記載されている詳細な説明を添付の図面を参照しながら読み進めることによって、さらに明らかになるであろう。図面において、参照数字は対応する要素を表している。]
図面の簡単な説明

[0011] 第1の例示的な貯蔵キャップを有する容器を示している。
図2A、図2B、図2Cは、図1の第1の例示的な貯蔵キャップの細部を示している。
図3A、図3Bは、第2の例示的な貯蔵キャップの細部を示している。
図4A、図4B、図4Cは、第2の例示的な貯蔵キャップのさらなる細部を示している。
図5A、図5B、図5C、図5Dは、第2の例示的な貯蔵キャップのさらなる細部を示している。
第2の例示的な貯蔵キャップのさらなる細部を示している。
図7A、図7Bは、第3の例示的な貯蔵キャップの細部を示している。
第3の例示的な貯蔵キャップのさらなる細部を示している。
図9A、図9Bは、第4の例示的な貯蔵キャップの細部を示している。
図2A〜図9Bのキャップのいずれかの充填工程を示している。
図10の供給ノズルのさらなる細部を示している。] 図1 図10 図2A 図2B 図2C 図3A 図3B 図4A 図4B 図4C
実施例

[0012] 以下に開示する方法およびシステムは、特定の例もしくは特定の実施形態またはその両方に基づいて説明してあるのみならず、一般的な説明でもある。例えば、詳細な例あるいは実施形態を参照している箇所において、説明してある基本的な原理は、特に明記していない限り、この技術分野における通常の技能を有する者に理解されるように、1つの実施形態には限定されず、本文書に記載されている任意の他の方法およびシステムにおいて使用できるように拡張できることを理解されたい。]
[0013] 図1は、第1の例示的な貯蔵キャップ110を有する容器100を示している。容器100は、一般的には、第1の物質(例えば水)を充填することができ、その一方で、第1の例示的な貯蔵キャップ110は、第2の物質(例えば、粉末飲料混合物、粉末ビタミン混合物、あるいは医薬品)が充填されるように構成されている。容器100および第1の例示的な貯蔵キャップ110は、数多くの方法(例えば超音波溶着)によって、またはねじ式キャップによる取付け(screw-top fitting)(例えば、炭酸飲料のプラスチックボトルとそのキャップとの間に一般に見られるものと同じ種類の取付け)によって、ひとつに結合することができる。貯蔵キャップを使用することの1つの利点として、1つの物質の活性成分(例えばビタミン)が粉末状であるとき、このような物質が液体に溶けている状況(これに起因して活性物質が劣化しうる)と比較して、さまざまな飲料(consumable drink)および医薬品の有効期間を延ばすことができる。] 図1
[0014] 本開示の目的において、用語「貯蔵キャップ」の意味するところは、第1の物質を含んでいる容器に締め付けられて、自身は第2の物質を個別に含んでおり、例えば使用者(例えばビタミン飲料の消費者)が、2つの物質を分けている何らかの密封を機械的に解放する、あるいは取り除くことによって2つの物質を混合する時点まで、第1の物質を第2の物質から密封/隔離しているように構成されている装置、である。]
[0015] 図2A〜図2Cは、図1の第1の例示的な貯蔵キャップ110の細部を示している。図2A〜図2Cに示したように、貯蔵キャップ110は、内側貯蔵室220を画成している外壁206、下壁208、および内側スリーブ210と、下部における環状開口部230とを含んでいる。さらに、貯蔵キャップ110は、プランジャ212に結合されているつかみ部204を含んでおり、プランジャ212自体はストッパ214に結合されている。オプションとして、つかみ部204のためのカバー202を設けることができる。] 図1
[0016] 操作時、使用者は、カバー202を取り外してつかみ部204を露出させる。その後、使用者がつかみ部204を引っ張ると、ストッパ214が環状開口部230から離れ、環状開口部230とストッパ214との間に形成されている密封が解放される。]
[0017] 図3Aおよび図3Bは、第2の例示的な貯蔵キャップ300の細部を示している。] 図3A 図3B
[0018] 図3Aおよび図3Bに示したように、第2の例示的な貯蔵キャップ300は、内側貯蔵室320を少なくとも部分的に画成している第1の壁302および外壁308と、下部における環状開口部330とを含んでいる。第1の壁302および外壁308は、貯蔵キャップ300を容器(例えばねじ付きネックを有するプラスチックボトル)に締め付けることを可能にするねじ付き室も画成している。なお、例示的な要素302および要素308は、さまざまな低コストのプラスチックを射出成形することによって安価に製造できる単一構造部から形成することができる。さらには、開口部330は環状であり、内側の環状角部332を有する。この環状角部332は、本質的には半径R2を有する凸面であり、図3Aおよび図3Bの例におけるR2は、プランジャ310のドーム状端部の半径R1と比較して極めて小さい(すなわち、R1>>R2、またはR1≦10・R2)。さまざまな別の実施形態においては、後から説明するように、対応する半径R1およびR2は、比率を大きく変えることができる(例えば、R2/10≦R1≦10・R2、R2/5≦R1≦5・R2、R2/3≦R1≦3・R2、R2/2≦R1≦2・R2、R2/1.5≦R1≦1.5・R2、R1≒R2)。] 図3A 図3B
[0019] さらには、第2の例示的な貯蔵キャップ300は、第1の貯蔵キャップと同様に、半径R1を有するドーム状端部を有するドーム状プランジャ310に結合されているつかみ部304も含んでいる。R1は、実際には、縁部332(図3aにおける接触点312)においてドーム状端部と開口部330とが密封を確実に形成できるように、開口部330の直径の長さの少なくとも半分よりも大きくすることができる。なお、例示的な要素304および要素310も、さまざまな低コストのプラスチック材料を射出成形することによって安価に製造できる単一構造部(例えば単一片の一様なプラスチック)から形成することができる。さらには、これら2つの単体構造部は、壁302および壁308に対してつかみ部304をねじることによってプランジャ310のドーム状端部が動き、環状開口部330に接触して密封を形成する、および環状開口部330から離れて密封を解放できるように、構成されている。] 図3a
[0020] 図4A〜図4Cは、第2の例示的な貯蔵キャップのさらなる細部を示しており、本明細書では、便宜上、この部分を第1の「単体構造部」400と定義する。ねじ460に関する重要な点として、ねじ460の端部分462は、構造部400が(図5A〜図5Dの)構造部500に対して固定されるように支援する、もしくは開口部330に対するプランジャ310の動きの範囲を制限する、またはその両方であるように機能する。別の固定機構もしくは制限機構またはその両方(例えば構造部400および構造部500の一方または両方に組み込まれる回り止め構造)を、図5A〜図5Cの例示的なねじ形状とは個別に、または一緒に使用することもできる。]
[0021] 図5A〜図5Dは、第2の例示的な貯蔵キャップのさらなる細部を示しており、本明細書では、便宜上、この部分を第2の「単体構造部」500と定義する。ねじ560に関する重要な点として、ねじ560は図4A〜図4Cのねじ460とともに使用することができる。明確に理解できるように、横断面図520および上面図530も加えてある。図6は、第2の例示的な貯蔵キャップのさらなる細部、特に、「マーキングキャップ(marking cap)」630を示しており、このキャップには、製品識別情報、広告情報、指示情報のうちの少なくとも1つが刻印されている、あるいは一体に埋め込まれている。] 図6
[0022] 図7Aおよび図7Bは、要素702〜要素732を有する第3の例示的な貯蔵キャップ700の細部を示している。要素702〜要素732は、図3Aおよび図3Bの要素302〜要素332と本質的に同じであるが、プランジャ710が変更されており、そのドーム714の半径が、ドーム714と上部706とを結合している垂直要素の半径と比較してずっと大きい。この形状構造の利点として、貯蔵室720の容積を大きくすることができ、考えられる欠点として、プランジャ710を要素704および要素706の少なくとも一方に一体化できないため、製造が複雑となりうる。図8は、第3の例示的な貯蔵キャップ700のプランジャ710のさらなる細部を示している。] 図3A 図3B 図7A 図7B 図8
[0023] 図9Aおよび図9Bは、第4の例示的な貯蔵キャップ900の細部を示している。図9Aに示したように、貯蔵キャップ900は要素902〜要素932を含んでおり、これらは図3Aおよび図3Bの要素302〜要素332それぞれとほぼ同じであるが、いくつか大きな違いがある。例えば、図3Aおよび図3Bの縁部332が、より曲率の大きい凸面932(貯蔵室920およびプランジャ910に対する凸面)に置き換わっており、この構造は、製造公差、プラスチック材料の使用、信頼性における利点につながりうる。さらに、室920に貯蔵される物質と外部との分離を向上させる目的で、2つの単体構造部の間にオプションのガスケット950を追加することができる。] 図3A 図3B 図9A 図9B
[0024] さらには、図3A〜図9Bの例では、製造が単純であること、および信頼性に加えて、別の利点として、他の貯蔵キャップと比べて装置の充填および密封が比較的容易である。例えば、装置の寸法を、さまざまな公知のスポーツ飲料の標準的なキャップに準拠させるとき、供給業者は、設備をわずかに変更する、またはまったく変更することなく、図3A〜図9Bの例のキャップを使用する、あるいは、既製の組立ライン技術および装置(off-the-shelf assembly line techniques and devices)を使用することができる。したがって、コストを相当に削減することができる。]
[0025] 図10は、図3A〜図9Bのいずれかのキャップの充填工程を示している。図10に示したように、(一例として)3つのポジションA,B,Cを有するコンベアベルト1010、第1の把持要素1020、第2の把持要素1030、および供給管1040が設けられている。] 図10
[0026] 動作時、コンベアベルト1010のポジションAにおいて、例示的な貯蔵キャップ900を、把持要素1020および把持要素1030の中、供給管1040の下に配置することができる。このポジションでは、貯蔵キャップ900は密封されていない。]
[0027] 次に、ポジションBにおいて、フランジまたはその他の密封要素(後からさらに説明する)によってキャップ900の貯蔵室を貯蔵キャップ900の外部に対して効果的に密封できるように、供給管1040を下げて貯蔵キャップ900の環状開口部に接触させる。次に、貯蔵キャップ900の貯蔵室の中に物質1050を注入することができ、その一方で、貯蔵室からの排出空気が放出される。貯蔵室が充填された時点で、貯蔵キャップ900はポジションCに移動し、このポジションでは、把持要素1020および把持要素1030を互いに対して回転させる/ねじることができ、これにより、上述した2つの単体構造部が互いに対して回転/ねじれて内部のプランジャの凸面と環状開口部とが密着すると、貯蔵キャップ900が外部に対して密封される。]
[0028] なお、図10の例においては、語「ポジション」を、相対的なポジションの意味として使用していることを理解されたい。しかしながら、空間的範囲の意味として考える、あるいは製造ステップと考えることもできる。例えば、使用する特定の製造機器によっては、ポジションA,B,Cに示したステップのすべてを1つの位置において行うことができる。さらに、語「ポジション」は、空間内の複数の位置を包含していることができ、あるいは、空間または距離を包含していることができる。例えば、ポジションBの充填工程は、貯蔵キャップ900がコンベアベルト1010上で1メートルの距離を連続的に移動している間に行うことができる。] 図10
[0029] 図11は、図10の供給管1040のさらなる細部を示している。図11に示したように、例示的な供給管1040は、供給通路1140を画成している外壁1110および内壁1120と、排出空気通路1150とを含んでいる。さらには、フランジ1130も含まれており、このフランジ1130は、製品が供給通路1140を通じて貯蔵室920に供給され、排出された空気が排出空気通路1150を通じて放出されている間、貯蔵キャップ900の開口部930を外部から密封する。] 図10 図11
[0030] なお、代替実施形態においては、供給通路1140および排出空気通路1150は、さまざまな異なる物理的構造をとることができる。例えば、通路1040および通路1050の機能を逆にしたり、通路1040および通路1050を、互いに隣接する管を使用して形成する、あるいは、通路1040および通路1050の一方または両方について、1本の管の代わりに複数の管を使用することができる。]
[0031] 図11におけるプランジャ910を見ると、プランジャのドーム状端部のさらなる利点として(効果的な密封を形成することに加えて)、通路1140を通じて落下する粉末あるいは液体がドームの周囲をなめらかに流れ落ちて、注入された製品が重要な位置(例えば、プランジャ910のうち環状開口部930と接触して密封を形成する部分)に大量に付着したり捕捉される可能性がほとんどなく、したがって、貯蔵空間920を充填する工程がドーム状端部によって円滑化されることを理解されたい。] 図11
[0032] 上述した説明には、いくつかの実施形態の例が含まれている。当然ながら、上述した実施形態を説明する目的で、構成要素や方式・手順の考えられる組合せすべてを記載することはできないが、この技術分野における通常の技能を有する者には、さまざまな実施形態の数多くのさらなる組合せおよび置き換えが可能であることが認識されるであろう。したがって、記載した実施形態は、請求項の概念および範囲に含まれる代替形態、修正形態、変更形態のすべてを包含するものとする。さらには、発明を実施するための形態または請求項のいずれかにおいて語「を含んでいる」が使用されている場合、この語は、請求項において語「を備えている」が暫定語として使用されているときの解釈と同様に、記載されていない要素・ステップも含まれるものとする。]
[0033] 本発明の特性を説明する目的で本明細書中に記載および図示した細部、材料、ステップ、および要素の配置については、請求項に記載されている本発明の原理および範囲の中で、当業者によって数多くのさらなる変更を行うことができることが理解されるであろう。]
权利要求:

請求項1
容器と一緒に使用するための貯蔵キャップであって、第1の物質を貯蔵するように機能する内側貯蔵室を少なくとも部分的に画成している第1の壁、を有する第1の構造部であって、前記第1の壁が、前記貯蔵室の方を向いている第1の環状凸面を有する第1の環状開口部、をさらに画成している、前記第1の構造部と、前記第1の構造部に結合されており、プランジャ要素を含んでいる第2の構造部であって、前記プランジャ要素が、前記貯蔵室の中に位置しており、前記環状開口部の方を向いている凸面を有するドーム状端部を有し、前記ドーム状端部が前記第1の開口部の直径の1/2よりも大きい半径を有する、前記第2の構造部と、を備えており、前記第2の構造部が、前記ドーム状端部が動いて前記環状開口部に接触する、および前記環状開口部から離れることができるように、構成されており、前記ドーム状端部が前記第1の環状凸面に接触しているとき、2つの凸面の間に環状の密封部が形成されて前記貯蔵室が密封される、貯蔵キャップ。
請求項2
前記第1の構造部が、前記第1の開口部が容器の中で密封されるように、前記貯蔵キャップを前記容器の開口部に締め付けることができるように機能する構造、をさらに画成しており、前記構造が、前記容器に対するねじり動作によって前記貯蔵キャップを前記容器に締め付けることができるように機能する第1のねじ式キャップ構造(threaded twist-top structure)である、請求項1に記載の貯蔵キャップ。
請求項3
前記第1の構造部が単一片のプラスチックから形成されており、前記第2の構造部も単一片のプラスチックから形成されている、請求項1に記載の貯蔵キャップ。
請求項4
前記ドーム状端部の前記半径R1が、前記第1の環状凸面の半径R2よりも大きい、請求項1に記載の貯蔵キャップ。
請求項5
前記第1の環状凸面が、前記ドーム状端部の前記半径と比較して本質的に角状である、請求項4に記載の貯蔵キャップ。
請求項6
前記ドーム状端部の前記半径R1が、前記第1の環状凸面の前記半径R2との比として、次の範囲、R2/10≦R1≦10・R2、を有する、請求項5に記載の貯蔵キャップ。
請求項7
前記ドーム状端部の前記半径R1が、前記第1の環状凸面の前記半径R2との比として、次の範囲、R2/3≦R1≦3・R2、を有する、請求項6に記載の貯蔵キャップ。
請求項8
前記ドーム状端部の前記半径R1が前記第1の環状凸面の前記半径R2との比が、次の範囲、R2/1.5≦R1≦1.5・R2、を有する、請求項7に記載の貯蔵キャップ。
請求項9
前記第2の構造部がねじ込み構造によって前記第1の構造部に結合されている、請求項1に記載の貯蔵キャップ。
請求項10
前記第2の構造部が、前記第2の構造部におけるつかみ部を前記第1の構造部に対してねじることに起因して前記ドーム状端部が前記環状開口部に近づく、または離れるような第2のねじ式キャップ構造、によって前記第1の構造部に結合されている、請求項9に記載の貯蔵キャップ。
請求項11
前記第2のねじ式キャップ構造が、前記第2の構造部を、前記第1の構造部に対する第1の安全角度に保持する少なくとも1つの固定構造、を含んでいる、請求項10に記載の貯蔵キャップ。
請求項12
前記貯蔵室の密封性を向上させるように機能する、前記第1の構造部と前記第2の構造部との間のガスケット、をさらに備えている、請求項10に記載の貯蔵キャップ。
請求項13
前記第1の構造部が、前記容器に対するねじり動作によって前記貯蔵キャップを前記容器に締め付けることができるように機能する第1のねじ式キャップ構造、をさらに含んでおり、前記第2の構造部が、前記第2の構造部におけるつかみ部を前記第1の構造部に対してねじることに起因して前記ドーム状端部が前記環状開口部に近づく、または離れるような第2のねじ式キャップ構造、によって前記第1の構造部に結合されている、請求項1に記載の貯蔵キャップ。
請求項14
前記第2のねじ式キャップ構造が、前記第2の構造部を前記第1の構造部に対する第1の安全角度に保持する少なくとも1つの固定構造、を含んでおり、前記貯蔵室の密封性を向上させるように機能するガスケットが、前記第1の構造部と前記第2の構造部との間に存在している、請求項13に記載の貯蔵キャップ。
請求項15
容器と一緒に使用するための貯蔵キャップであって、第1の物質を貯蔵するように機能する内側貯蔵室を少なくとも部分的に画成している第1の壁、を有する第1の構造部であって、前記第1の壁が第1の環状開口部をさらに画成している、前記第1の構造部と、前記第1の構造部に結合されている第2の構造部であって、前記貯蔵室の中に位置しているプランジャ要素を含んでいる、前記第2の構造部と、を備えており、前記第2の構造部におけるつかみ部を前記第1の構造部に対してねじる動作に応えて前記貯蔵室を密封する、または密封を解放する手段が、前記第1の構造および前記第2の構造の両方によって形成されている、貯蔵キャップ。
請求項16
前記第1の構造部が、前記第1の開口部が容器の中で密封されるように、前記貯蔵キャップを前記容器の開口部に締め付けることができるように機能する構造、をさらに含んでおり、前記構造が、前記容器に対するねじり動作によって前記貯蔵キャップを前記容器に締め付けることができるように機能する第1のねじ式キャップ構造である、請求項15に記載の貯蔵キャップ。
請求項17
容器と一緒に使用するための貯蔵キャップを充填する方法であって、前記貯蔵キャップが、第1の物質を貯蔵するように機能する内側貯蔵室を少なくとも部分的に画成している第1の壁、を有する第1の構造部であって、前記第1の壁が第1の環状開口部をさらに画成している、前記第1の構造部と、前記第1の構造部に結合されており、プランジャ要素を含んでいる第2の構造部であって、前記プランジャ要素が、前記貯蔵室の中に位置しており、前記環状開口部の方を向いている凸面を有するドーム状端部を有する、前記第2の構造部と、を含んでおり、前記第2の構造部が、前記第2の構造部におけるつかみ部を前記第1の構造部に対してねじる動作によって、前記ドーム状端部が動いて前記環状開口部に接触する、および前記環状開口部から離れることができるように、構成されており、前記方法が、製品注入通路と、排出空気通路と、フランジとを有する第1の管を、前記貯蔵室への前記製品注入通路および前記排出空気通路の各端部が前記フランジによって実質的に密封されるように、前記環状開口部の上に配置するステップと、前記製品注入通路を使用して第1の物質を前記貯蔵室の中に注入し、その一方で、前記貯蔵室からの排出空気が前記排出空気通路によって除去される、ステップと、前記第1の構造部を前記第2の構造部に対してねじるステップであって、これに起因して、前記ドーム状端部が前記環状開口部とともに密封を形成し、したがって前記貯蔵室の中に前記第1の物質が密封される、前記ステップと、を含んでいる、貯蔵キャップを充填する方法。
請求項18
前記第1の開口部が容器の中で密封されるように前記貯蔵キャップを前記容器にねじ込むステップ、をさらに含んでいる、請求項17に記載の、貯蔵キャップを充填する方法。
請求項19
自動組立ラインであって、容器と一緒に使用するための複数の貯蔵キャップを搬送するように動作するコンベアラインであって、貯蔵キャップのそれぞれが、第1の物質を貯蔵するように機能する内側貯蔵室を少なくとも部分的に画成している第1の壁、を有する第1の構造部であって、前記第1の壁が第1の環状開口部をさらに画成している、前記第1の構造部と、前記第1の構造部に結合されており、プランジャ要素を含んでいる第2の構造部であって、前記プランジャ要素が、前記貯蔵室の中に位置しており、前記環状開口部の方を向いている凸面を有するドーム状端部を有する、前記第2の構造部と、を含んでおり、前記第2の構造部が、前記第2の構造部におけるつかみ部を前記第1の構造部に対してねじる動作によって、前記ドーム状端部が動いて前記環状開口部に接触する、および前記環状開口部から離れることができるように、構成されている、前記コンベアラインと、製品注入通路と、排出空気通路と、フランジとを有する第1の管、を備えた、前記コンベアラインにおける第1のステーションであって、前記第1の管が、前記各貯蔵室への前記製品注入通路および前記排出空気通路の各端部が前記フランジによって実質的に密封されるように、各貯蔵キャップの前記環状開口部の上に配置されるように動作し、次いで、前記製品注入通路が、前記貯蔵室の中に第1の物質を注入するように機能し、その一方で、前記排出空気通路が、前記貯蔵室からの排出空気を除去するように機能する、前記第1のステーションと、前記第1の構造部を前記第2の構造部に対してねじるように動作する、前記コンベアベルトにおけるねじり機構であって、ねじりに起因して、前記ドーム状端部が前記環状開口部とともに密封を形成し、したがって前記貯蔵室の中に前記第1の物質が密封される、前記ねじり機構と、を備えている、自動組立ライン。
請求項20
前記第1の開口部が容器の中で密封されるように、前記貯蔵キャップを前記容器にねじ込むステップ、をさらに含んでいる、請求項19に記載の自動組立ライン。
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